事業紹介

分科会紹介

技術・普及分科会

 年数回のセミナーや、ナノセルロース研究者による講演会等を開催し、 ナノセルロースの技術・普及に努めます。
2022年度は、技術普及セミナー(セルロースナノファイバーーアカデミアからの発信、ナノセルロース塾)の開催や、HPでの情報配信(研究最前線シリーズ)等を行っています。

ナノセルロース事業化推進分科会

 展示会や、地域コンソーシアム、公設試験研究機関との連携による、企業間交流の場を提供することで、企業マッチングを推進して事業化の後押しをします。また、知財戦略ワーキンググループでは、ナノセルロースに関する知財戦略の考え方の整理、会員の皆様の知財に関する認識向上に取り組むことにより、事業化を推進します。

知財戦略ワーキンググループの概要

設置趣旨
  1. ナノセルロースに関する知財戦略の考え方の整理
    研究開発途上にある新素材であるナノセルロースについて、用途開発を進め、活用を促進し、世界に率先して市場を拡大するために、知的財産をどのように取り扱うべきかの考え方を整理し、会員企業各社等の知財戦略構築に生かす。議論においては、知財の国際標準化との関係や技術移転の促進手段(未利用特許の情報共有など)についても検討する。
  2. ナノセルロースジャパン会員の知財に関する認識向上
    1)の検討内容を踏まえた勉強会(外部講師の招聘等)の企画・実施等を通じて、会員各員に対する、知財戦略の重要性の認識や知財制度の基礎的知識などの水準を向上させる。
    その他、メンバーから知財に関連する関心議題を抽出し、議論することも妨げない。
知財戦略ワーキンググループに期待されること
  • ナノセルロースに関する特許出願を行った又は行う可能性のあるナノセルロースジャパンの一般会員、特別会員または幹事会員に所属している方。個人会員については、自らが発明者となり特許出願を行った又は行う可能性のある方。
  • 知財制度について最低限の知識を有し、知財戦略の構築に強い関心がある方。
  • ワーキンググループ活動のために必要な情報※を提供できる方。
  • 原則1機関1名の参加とするが、会議は委任による代理出席も可能とする。オブザーバーとしての追加出席は、その都度応相談とします。また同じ組織内でのメンバーの変更は途中でも可能です。

※特許出願技術動向調査における公開情報に基づく調査結果について、事実関係の確認等に協力できること等。
ただし、公開情報以上の情報(社内の機密情報等)の提供を求めることはありません。

知財戦略ワーキンググループの活動成果

ナノセルロースサンプル授受の際の誓約書雛形
 知財戦略ワーキンググループでは、会員同士でナノセルロースのサンプルを無償で提供・受領する際に締結する誓約書雛形を作成しました。必要に応じてサンプル提供元企業と協議のうえ修正するなどしてご利用ください。 ただし、本誓約書の利用に際しては、いくつか留意事項がありますのでご承知おきください。詳細はこちら(※1)をご覧ください。また、誓約書雛形 (Word) はこちら(※2)からダウンロードいただけます。
ナノセルロース関連特許リスト
 ナノセルロース関連の特許調査としては、「平成27年度 特許庁特許出願技術動向調査(ナノファイバー)」がありますが、個々の出願についての情報がありません。そのため知財戦略タスクチームナノセルロース関連特許出願リストを作成しました。 当該リストを、より活用いただくため、リストの一部(42%)についてファイバーサイズ、処理方法、特許の種類、組成物特許の用途の観点から、分類を行いました。
調査結果はこちら PDF(※1) / Excel(※2) をご覧ください。
ナノファイバーの特許出願技術動向調査
 特許庁が2015年度に実施したナノファイバーに関する特許出願技術動向調査の概要版が公表されました。内容はこちら(※)からご確認ください。
ライセンス可能なナノセルロース関連特許リスト
 ナノセルロース分野の技術・製品開発の加速、産業の醸成への貢献のため、個人会員の所属する大学等の公的機関が保有する「ナノセルロース関連特許」のうち、企業にライセンス可能な特許のリスト(*)を作成しました。


会員企業にとっては、ライセンスを受けられる可能性のある特許が明らかとなり、当該公的機関との連携も視野に、技術開発や製品開発の方向性をより明確化できることが期待されます。ぜひ本リストをご活用ください。

【注意点】

  • 会員限りの情報のためリストのお取扱いにはご注意ください。
  • 掲載されている特許の具体的内容やライセンス条件等のお問合せは、各特許の連絡先まで直接お問い合わせください。(知財戦略WGでの取次はいたしません)。

標準化分科会

「ナノセルロースフォーラム:知財・標準化戦略分科会」の標準化に関する活動を継承する「標準化分科会」では、国際標準化に関する活動を、産官学の連携で推進します。具体的には、「iCNF(完全分散型CNF)の特性に関する国際標準案をISO(国際標準化機構)へ提案するための検討及び立案」、「ナノセルロース関連の国際標準が海外から提案された場合の、日本としての対処方法検討および国内審議委員会への具申」、「日本から新たに提案する国際標準案についての検討及び立案」などの活動を行い、分科会内に適宜ワーキンググループを設置して集中的に討議します。

地域コンソーシアム(五十音順)

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